漢方の正しい知識をしっていますか?
皆さん、漢方薬って飲んだ経験ありますか?
西洋薬と違い自然由来のお薬だから、漢方薬には副作用もなく、身体にとっても優しい!と思っている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
でも、実際は漢方薬を服用して、副作用が出るケースが有るのも事実。そこで今回は、漢方薬を服用する際に知っておいた方が良い豆知識をご紹介します。
漢方薬の正しい選び方、教えます!
漢方薬を飲んだけれど副作用が出てしまった、あるいは効果が感じられない場合、その原因は、身体の状態に合っていないお薬を飲んでいるケースがほとんどです。実際の事例を2つご紹介しますね。
事例その1:下痢を改善したくて摂った漢方から副作用
下痢の症状を持っている方が、漢方薬の方が身体によいであろうと、漢方を処方してもらったところ、肝機能に異常を起こし黄疸になってしまったというケースがあります。何故か? 実は下痢の症状には、身体の中に熱がこもっている場合と、身体の中が冷えて下痢が起こっている場合があります。この方の場合、熱がこもっているタイプだったにもかかわらず、冷えが原因の下痢に良い漢方薬を処方をされていたため、本来の症状を改善するどころか、別の症状を引き起こしてしまっていたのです。
事例その2:有名漢方の落とし穴
漢方を飲んだことがない!という方も、ドラッグストアで気軽に買える「葛根湯」ならご存じの方も多いのではないでしょうか? この「葛根湯」という漢方薬は、東洋医学で体質を分類した際に、体力のある『実証』タイプに効くお薬なのです。中には体力がない虚弱な『虚証』タイプの方も当然いますが、こういう方にはあまり効果が期待できません。「葛根湯」を飲んでもいまいち体調が回復しなかった。そういった経験をお持ちの方は、一度専門医のもと、体質チェックをしてみてもよいかもしれません。ちなみに私たちBHYのサロンでも、体質チェックを行っています。
東洋医学の正しい知識を持っている漢方医や薬剤師が処方している薬には副作用が出ることはないのですが、自己判断で市販の漢方薬を飲んでいる場合は注意してください。飲み始めてからというもの、あまり改善が見られず、体調が優れない場合などは、一度中断して専門家に見てもらうことをおすすめします。
飲み合わせで効果激減!?漢方薬には相性があった
身体にとって有効な生薬で出来ている漢方薬ですが、食べ物に食べ合わせというものがあるように、飲み合わせてしまうと効果が薄れてしまったり、害になってしまう組み合わせがあります。自分の判断で良かれと思ってたくさん飲んでしまったり、2つ以上の漢方医や薬局に処方してもらう場合は、特に気をつけて下さい。
例えば丁香(クローブ)とウコン(ターメリック)の飲み合わせは効果が減弱されると言われています。また、毒性が強くなってしまい副作用が出やすくなる組合せは附子・烏頭と半夏・貝母があります。
副作用が出やすくなる組み合わせをしないために、生薬ごとに、漢方薬名を下記にピックアップしました。
お手持ちの漢方薬があった場合は、飲み合わせに十分気をつけてくださいね。
附子配合…八味地黄丸、牛車腎気丸、桂枝加朮湯
半夏配合…六君子湯、小柴胡湯、大柴胡湯、小青竜湯、温経湯、半夏白朮天麻湯
貝母配合…滋陰至宝湯、清肺湯
また、一般的に売られているサプリメントなどにも生薬が含まれている場合がありますので、漢方とサプリメントを一緒に取る場合は、必ず漢方の取り扱い先で報告をし、自分でも管理しましょう。
漢方薬は体調や症状に合わせた処方をするので、ずっと同じものを飲み続ければ良いという訳ではありません。しばらく飲むことは大事なのですが、体調や症状の変化に伴い、変えていくことが理想的だとされています。
漢方薬はハードルが高そう。そんなときは漢方茶からスタートを
漢方薬は少しハードルが高い。そんな方には、漢方成分を抽出し、体質に合わせて食品として取る事が出来る「漢方茶」がおすすめです。
専門医の元で体質をしっかり調べた上で、それぞれに合った物を出してもらいましょう。薬の様に強すぎることもなく、毎日のお茶として気軽に取り入れられ、しかも体質の改善が出来るお茶として、いま、非常に注目されているお茶なのです。
BHYでは、顆粒状でお湯にもとても溶けやすく、手軽に作れるオリジナル漢茶をご用意しています。忙しい方やお茶を煮出す時間は取れないという方でも、ストレスなく、毎日続けることができます。しかも、季節に合わせて最も働く臓器があるという東洋医学の考え方の一つ「五臓」にもとづきブレンドしたお茶「臓美茶」なら、体質を問わず、それぞれの季節に合わせてお飲みいただけます。体質チェックをしなくても誰でもカンタンに始められるので、はじめての漢方茶にもおすすめです。
体質改善を副作用の少ない漢方で、とお考えの方、お試しになってくださいね。
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