多くの女性を悩ませる冷え症との付き合い方
冬といえば多くの女性が悩むのが冷え症。
お腹と腰にカイロ、タイツの重ね履き、半身浴、腹巻、生姜、筋トレ、マッサージ…何をしても冷え症が改善されない!半ば諦めモードの人にこそ知ってもらいたい、冷え体質の真の原因と、今スグ始められる改善策をまとめました。
多くの女性が冷え体質
日本人の多くの女性が冷え体質に悩んでいると言われています。もし、今は冷え症じゃなくても、決して他人事ではありません。
特にツライのが手足やお腹・腰まわりの冷え。お風呂に浸かっても出てすぐに足先から冷たくなってしまう…。手先がキンキンに冷たくなっているせいで眠れない…。冬の間中、防寒着でだるまのような着膨れ状態…。
さらに冷え症の方、こんなお悩みありませんか?
むくみ、腰痛、下半身太り、骨盤がはってるor広がってる、生理痛、生理不順、不妊、胃の不調、お通じが悪い、くすみ、白髪、抜け毛、など。
実はこれらの不調、冷えと一緒に現れやすい、腎臓からくるお悩みなんです。
え?冷え症と下半身太り?不妊?白髪?そんなこと関係あるの?って思いますよね。
実は、腎臓は冷えととっても縁が深いのです。
アノ流行の健康法が冷え体質を加速させる
冷えにお悩みのみなさん。朝ごはん、毎日しっかり食べていますか?
パン、スムージー、ヨーグルト、コーヒーなどで、軽くすませていませんか?
以前、朝ごはんを抜く健康法やダイエット法、スムージーなどが流行りましたが、実は、そこに冷え症の大きな原因のひとつが潜んでいます。
特にスムージーは生の野菜や果物から作るため、ビタミンや食物繊維が摂れる良い反面、身体を冷やすという側面も持ちます。実際に、スムージーブームがピークだった頃、BHYのサロンに起こしのお客様で冷えや生理不順、不妊でお悩みの方々に朝ごはんを伺うと、軒並み「スムージー!」との返答が。ちゃんと3食を食べる生活にシフトして頂くと、不調の改善や、ご懐妊などのうれしい報告が続きました。
良かれと思って取り組んでいた流行の健康法が、まさか冷え体質を加速させてているなんて…。ご自身の悩みと身体に合ったものを、正しい知識と共に口から取り入れないと、これから先もずーっと冷え症に悩まされることになります。
冷えの原因を知ることが冷え体質改善への第一歩
なぜ男性と比較して、女性の身体は冷えやすいのでしょうか?
外が寒いから、血流が悪いから、筋肉の量が少ないから、etc…。それも決して間違いではありません。カイロを貼ったり、冷えとり靴下をはいたり、マッサージや筋トレをして血行を良くして、冷え対策を行っている方はたくさんいらっしゃると思います。ですが、頑張っても冷え症が一向に改善されないという声が多いことも事実。その原因は、身体の内側へのケアが足りていないから。そもそも身体の中から温める力を持っていなければ、皮膚や筋肉を温めてもその場しのぎの冷え対策にしかならないので、冷え体質の根本的な改善にはなりません。
では、人間の身体の根本的な部分、最も内側にあるものはなんでしょうか?そう!内臓ですね。特に東洋医学では、この内側の臓器のことを五臓と呼び、その中でも一番冷えと関係が深いのは、腎なのです。
冷え体質と腎の深すぎる関係
東洋医学では、腎臓のことを“腎”と言い、”身体を内側から温める力”を意味する温煦(おんく)作用に深く関係しています。そのため、腎の働きが低下し、温煦作用が弱った状態でカイロを貼ったり温かい防寒着を着込んでも、焼け石に水。冷え体質を改善する1番の近道は、腎の働きを強くさせて温煦作用を正しく働かせることなんです。
さらに、腎は生命力の貯蔵庫の役割や、身体の成長発育、全身の水分代謝、骨、髪、腰、膝、耳、黒色、婦人科を初めとする生殖機能に関係する臓器なのです。そのため、冷えと共に、美容面ではむくみ・太りやすい・くすみ、健康面では腰痛・耳鳴り・婦人科系の不調、アンチエイジング面では若々しさ・白髪・髪の毛のハリ艶、など書ききれないほど多くのお悩みと不調に関係します。
冷えをあまり感じない人でも、女性であれば誰でも今すぐにケアに取り掛かるべき場所。それが、腎なんですね。
今スグ始められる腎ケア3分メソッド
“腎のケア”というと、なんだか専門的で難しいことのような感じがしますが、実は今スグに実践できることがたくさんあります。
今回はとにかく冷え症を改善したい、家事やお仕事で毎日へとへと、自分の身体をもっともっと良くしたい、そんな全ての女性たちへ、日常で取り入れられる3つの方法をご紹介します。
その1:朝ごはんにたんぱく質
たんぱく質は良質なエネルギー源。身体を動かす為のエネルギーが不足すれば、必然的に熱を発生させることが難しくなります。
さて、ここで和食の朝ごはんを思い浮かべてみて下さい。ごはん、焼き鮭、お味噌汁、納豆が、まず頭にポンと浮かびませんでしたか? 昔から、日本人は朝に大豆食品やお魚を食べることによって、朝に質の良いたんぱく質を取り、代謝を高め身体を温めてきました。そのため、今のように優れた防寒着がなくても、寒い冬を乗り越えることが出来たんですね。
朝に時間が取れない人は、作り置きを用意したり、インスタントのお味噌汁を食べることからトライしてみてください。
その2:睡眠時間の確保
毎日22時に就寝、6時起床を目標に、7時間前後の睡眠時間を確保してください。
人間の身体は寝ている間にその日1日の疲れや五臓の機能を修復します。そのため、時間が短かったり正しい時間に睡眠を取っていない事が、腎臓をはじめとする五臓の機能を少しずつ傷め老化させる原因となるのです。
実際に、BHYサロンのお客様で白髪や冷えに悩まされている方は、年齢関係なく夜勤の看護師さんや夜遅くまで営業している飲食店にお勤めの方が多いのです。中には20代中頃から白髪が出てきた…なんて人も。家事や仕事に追われて寝るのが遅くなってしまう方も多いと思いますが、ぜひ1度、質の良い睡眠がとれているか、見直してみてくださいね。
その3:専用の漢方やお茶を飲む
12月~2月に特に腎は内外の影響を受けやすくなるので、漢方医が処方している漢方を飲む事もおすすめ。漢方だと味に独特のにおいやえぐみがあったり、煮出して飲む場合は部屋中に独特の香りが漂うため、お茶の方が飲みやすいかもしれません。近くに漢方医がいたら、たずねてみるのもおすすめ。ただし、お値段もそれなりにしてしまうので、少しだけ覚悟しておいて下さいね!
今日は忙しい主婦やキャリアウーマンでも今スグ始められて、冷え体質を改善していく3つの方法をご紹介しました。私たちBHYでは、腎に必要なエッセンスをブレンドした『臓美茶 冬』というお茶をご用意しています。顆粒状のため、温かいお湯を注ぐだけで、手軽に漢方茶が楽しめます。しかも1杯500円(税込)~。毎日朝から食事をしっかり摂るのはめんどくさい方、早く就寝できない忙しい方。半月からお試しいただけますので、まずはトライしてみてくださいね。
関連記事
不妊の悩みは腎臓が鍵!東洋医学が教える簡単腎臓ケア3Step