上半身痩せに悩む人はとても多いです。
顔をはじめ、首、肩、二の腕、背中やお腹。上半身は、相手に印象づける「ファーストコミュニケーションポイント」なのですが、自信を持てずにいる人をよく見かけます。
「肩幅が広くて、身体が大きく見える…」
「夏は二の腕が気になるので苦手…」
「必要以上に着ぶくれしていてる気がする…」
など、つい気になってしまう箇所があるものです。
難しく思われがちな上半身痩せですが、ムリなく実現するための正しいステップがあります。
ついつい膨らんでしまう上半身をシェイプアップするために、上半身が太りやすい原因やアプローチ方法をお伝えします。
上半身が太る4つの理由
「去年よりもTシャツがパツパツ…」
と、年々理想のスタイルからかけ離れていくことに焦りを感じたことはありませんか?
「そう!だから今すぐ上半身を小さくする方法を試したい…!」
このように思われる方は多いと思いますし、とても気持ちが分かります。
ですが、上半身痩せにはまず、「身体が大きくなる原因」を知ることをお薦めします。
例えば、二の腕が太くなる理由は人それぞれ違います。背中にお肉がついてしまうのもそう。
上半身が大きくなる原因は、人の数だけパターンがあるからです。
お医者さんが診断をしてから薬を処方するように、大きくなった理由を知ってから対策すると、
時間もコストも抑えられます。
ここでは、上半身痩せを遠ざけている代表的な理由を4つ挙げてみます。
思い当たることの掛け合わせが、あなたの上半身を大きくしている可能性が高いと言えるでしょう。
理想の身体に近づくために、どんな原因があるのかをじっくりと読んでみてください。
上半身が太る理由1.上半身が痩せない生活習慣
上半身痩せの実現に向けてはじめにチェックしたいのが「生活習慣」。
中でも、日頃の姿勢や身体の違和感を敏感にキャッチしているかがポイントです。
上半身が大きくなる原因の一つに「肩こり」や「首まわりのむくみ」が挙げられます。
首には「リンパ筋」という、老廃物を捕まえ身体全体のめぐりを整える箇所があります。
このリンパ筋で老廃物が溜まりすぎてしまうことが、むくみや脂肪の原因となるのです。
リンパ筋が活躍できる体内環境には「正しい姿勢」が欠かせません。
猫背やスマートフォンやパソコンの長時間使用は、首から背中まわりの筋肉をこわばらせてしまいます。
固まった筋肉に脂肪がつきやすくなり、老廃物も停滞。この積み重ねが「肩こり」にもつながるのです。
つまり、肩こりやむくみに悩まされない生活習慣を取り入れることが、上半身痩せへの第一歩となります。
上半身が太る理由2.乱れた食生活
「気づいたら、背中まわりにお肉がついてた…」
その原因、食生活に問題があるのかもしれません。
暴飲暴食はもちろん、「炭水化物や脂肪分の摂り過ぎ」「間食が多い」など、食事のとりかただけでも様々な上半身太りの原因が潜んでいます。
食事と密接にかかわってくるのが「睡眠」。
「朝ご飯を食べるより、ギリギリまで寝ていたい…」
「夜更かしでお腹が空いて、ついアイスを食べてしまった…」
思い当たることはありませんか。
睡眠の乱れは食生活にも影響を与えます。上半身が太る食生活は、「1日の過ごし方」に問題があるのかもしれません。
上半身が太る理由3.運動習慣
胸の脂肪が背中側に流れてしまうと、それだけで背中が大きく見えます。
脂肪を燃焼させるためには適度な運動が必要です。ですが、忙しさからつい運動をサボりがちになってはいませんか。
年齢を重ねるごとに身体のめぐりを良くする代謝は下がります。これはだれもが平等に起きることです。
問題は、「代謝の下がり方」。
運動習慣がある人と比べ、運動不足の人は、同年代で比べると代謝が下がりやすくなる傾向があります。
「10年前はスラッとしていたのに今は別人…」
このような人は、上半身痩せに必要な代謝を促す「筋肉量」が足りていない可能性があります。
上半身が太る理由4.「体質」的に上半身が太りやすい
顔や腕は細いのに、太ももはしっかりしている人がいるように、「脚は細いけど上半身は太い」人がいます。
アンバランスなお肉のつきかたをしているのは、実は体質が原因かもしれません。
私たちが身体の内側をのぞくときに活用している、中医体質学に基づいた「9つの体質」では、上半身にお肉が溜まりやすいタイプの体質がいます。
体質は、両親から受け継いだ「先天的な要素」と、日常の積み重ねから生まれた「後天的な要素」の組み合わせで決まる「身体の内側の性格」。
友達づくりと同じく、良い関係は性格を理解することから始まります。身体の性格を知らずにイヤがっていることすれば当然、ダイエットのさまたげになります。自分の体質を知らないことが、華奢な上半身を遠のけているのかもしれません。
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日常を美活に!上半身痩せを成功させるアプローチ方法
食事、運動、体質、生活習慣。あなたの上半身痩せにブレーキをかけている原因は思い当たりましたでしょうか。
これ!という一つではなく、いくつかの原因が積み重なって、理想のボディラインが遠のいているかと思います。
ここからは、先ほど挙げた上半身が太りやすくなる4つの理由に対する解決方法をご紹介していきます。
どの方法も、スキマ時間や自宅で実践できることばかり。ぜひ、今日から取り組んでみてください。
上半身痩せアプローチ1.自分の体質を知る
成功する人には共通点があります。それは「自分の長所や弱点を知っている」ことです。これは、ダイエットにも同じことが言えます。
自分の身体の性格を知って、弱点をどうカバーするか。このプランが作れると、上半身痩せはグッと成功に近づきます。
身体の特徴を理解するためには「体質把握」が有効です。
自分の体質を知ると、
・どんな性格を持つ身体なのか
・上半身痩せと相性の良い食事、控えるべき食べ物
・シェイプアップに効果的な運動
・オフの楽しみ方
など、上半身痩せにグングン近づくためのセルフケア方法が分かります。
いくら理想を掲げて走りだしても、設定したゴールが間違っていたら華奢な上半身は手に入りません。
また、「とにかく痩せたい」とムリをすることで、リバウンドをしてしまっては本末転倒です。
自分のペースで、コツコツ続けられる習慣をつくるには、身体の性格とじょうずに付き合うことが一番。
上半身痩せ効果が停滞する時期がきても、迷いなくシェイプアップを続けることができるでしょう。
あなたに合ったダイエットプランは考え方もシンプルにしてくれるので、
「この方法は本当に正しいの…?」という不安に悩まされることもありません。
本格的なシェイプアップをはじめる前に、あなた自身の「身体の性格」と向き合いましょう。
≫あなたの身体は何体質?「体質チェック」で身体の性格を調べてみましょう!
上半身痩せアプローチ2.食生活を改善する
ダイエットの成功は「食事のコントロール」にかかっているといっても過言ではありません。
ただ、それは「食べるのをガマンする」ではダメ。「好きなものは食べるけど、食べ方を工夫する」ことがポイントです。
まずは暴飲暴食を控えること。そのためには、よく噛んで食べることを心がけましょう。
目安として「30回」ほど噛んでから食べるのが理想。ゆっくりとご飯を食べられる時間をつくるのも大切です。
そしてもう一つ。「毎食決まった時間」に食べることが上半身痩せダイエットに効果的。
毎日3食、決めた時間に食事をとると「間食が減る」「朝からしっかりお腹が空く」など、脾をはじめとした五臓にメリハリができます。
食事時間を一定にするには、睡眠をコントロールすること。
・夜更かしはしない
・休みの日も平日と同じように起きる
・寝ている間に脂肪が燃焼されるよう、まとまった睡眠時間を確保する
など、うまく身体を休めてあげることが、華奢な上半身をつくることにもなるのです。
ちなみに、代表的な食事改善ダイエットのひとつに「糖質オフダイエット」があります。
これはお米やパン、麺類をはじめとした「炭水化物を控える」方法。炭水化物に含まれる糖質を減らし、「肥満ホルモン」と呼ばれるインスリンの分泌量をおさえるダイエットです。
体重を落とすという意味ではたしかに効果のある方法ですが、誰にでもおすすめできるダイエットではありません。
糖質オフダイエットは、糖質を減らす分、タンパク質を多くとることでバランスを保つ人が多いダイエットです。牛肉などの赤身肉が代表例。タンパク質は消化に時間がかかるため、胃に負担をかけるダイエットでもあります。
胃が丈夫な人なら、適度な糖質オフダイエットは効果的ですが、胃が弱い人(体質でみると、「気虚体質」は要注意)は、胃をますます追い込んでしまい、正しく栄養を吸収できず、身体全体に負担をかけてしまいます。
世の中で評判の高いダイエットが自分にも向いているかを知る上でも「体質チェック」は効果的です。
上半身痩せアプローチ3.エクササイズを取り入れる
二の腕や背中、お腹まわりについてしまった脂肪を取り除くために、エクササイズにとりくみましょう。
運動といえば「ハードなトレーニング」をイメージするかもしれませんが、ダイエットという目的なら、ジョギングやストレッチなど「有酸素運動」をとりいれる方が効果的です。
例えばウォーキング。食後のウォーキングは血糖値の急上昇を抑えるのにも効果的。血糖値を下げるインスリンの分泌抑制にもつながるので、脂肪がつきにくい身体に近づきます。有酸素運動をとりいれるなら「水泳」や「ヨガ」もおすすめです。
自分に合う有酸素運動と食事コントールを心がければ、痩せ体質な身体に変身していくことでしょう。
華奢でキレイなボディラインをつくるには、筋トレが効果的です。
【上半身を引き締める筋トレの代表例】
・「二の腕」を引き締めたい:腕立て伏せ、ダンベル体操、二の腕をねじる体操
・「ぽっこりお腹」をへこませたい:腹筋、プランク(肘とつま先で身体を持ち上げ、腹筋を使って身体が一直線になるようにキープするトレーニング)
・「背中」のお肉を落としたい:背筋、タオルを使った背中伸ばしのエクササイズ
・「ウエスト」にメリハリをつけたい:ドローインダイエット(お腹をへこませながら息をすったり吐いたりするエクササイズ)、ウエスト周りをねじるエクササイズ
上半身痩せは、運動習慣をつくることから。自宅でできることから少しずつエクササイズを取り入れ、運動習慣をつけてみてはいかがでしょうか。
上半身痩せアプローチ4.身体のゆがみを整える
むくみの原因ともなる老廃物を取り除くには、身体全体のめぐりを良くすることがポイント。
血流を良くし、老廃物を流すために、身体のゆがみを整えましょう。
日頃から心がけたいのは「姿勢」。
肩が内側に入り込んでしまうと、肩こりやむくみの原因となります。
胸を張り、猫背にならないような姿勢を保つこと。キレイな姿勢は身体のゆがみをなくし、キレイな鎖骨ラインにも繋がります。
「正しい姿勢でいるのがつらい…」
「気づいたら脚を組んでしまってる…」
このような人は、意識だけではゆがみを改善するのが難しいかもしれません。
その場合は「プロに身体をみてもらう」のも手です。
当サロンでは、上半身痩せに効果的な「肩」「胸」「骨盤」「猫背」を矯正する整体メニューを用意しています。
筋肉やコリをマッサージでほぐしながら、骨格を美しく整えていく施術方法です。
肩幅の左右差をなくす、肩こりの改善、バストアップ、お腹のくびれなど、「上半身で気になる箇所をキレイに痩せる」のに効果を発揮するメニューです。
お気軽にご相談ください。
上半身痩せアプローチ5.生活習慣を見直す
日常の「ちょっとしたこと」にも、上半身痩せ効果につながることがあります。
例えばパソコンやスマートフォンの使い過ぎ。前かがみの姿勢を続けると背中の筋肉が緊張し、老廃物が溜まりやくなり、背中にお肉がつきやすくなります。
首こりの原因にもなり、肩から首まわりのむくみにも。
デスクワークの場合は意識して立ち歩いたり、背筋を伸ばしながら肩や首をまわすなど、上半身をリラックスさせることを心がけましょう。
また、身体の内側の元気を取り戻すために「ツボ」を刺激するのもおすすめです。
【上半身痩せに効果的なツボの代表例】
・腎兪(じんゆ):高さはおへそあたり。背骨から指2本分離れたところにあるツボです。代謝を高め、内臓脂肪を燃焼させる効果があります
・大椎(だいつい):肩のラインにある首筋の骨の下にあるツボです。首こり、肩こりの緩和や、食べたものを燃焼させるのに威力を発揮します
・気海(きかい):おへそから指2本分下にあるツボです。身体中の血行を促し温めます
このようなツボを刺激し代謝を高め、脂肪がつきにくい身体をつくっていけば、食事やエクササイズによる上半身痩せアプローチ効果が上がります。
まとめ
上半身痩せを成功させるには、どんな理由で身体が大きくなっているかを知ることがファーストステップ。
運動不足、乱れた食生活、むくみや脂肪のつきやすさを促す生活習慣、体質に合わないダイエットなど、色んな要素が掛け合わさっているはずです。
いっけん複雑そうですが、身体の内側と向き合えば、やるべきことは見えてきます。
「身体の性格」を知るには、「体質チェック」の活用がおすすめです。
ムリなガマンはせず、健康的な上半身痩せをするために、身体の特徴をしっかりとつかんでから、自分に合うアプローチを取り入れましょう。