未病の味方・漢方
疲れやすい、だるい、肩がこる、生理が重い、寝起きがわるい、足が重い、冷え症、むくみ…。病院に行くほどではないけど、身体に関する悩みってありませんか?
病院では解決できないその悩みには、漢方がとってもオススメです。
近年、古臭いと思われていた漢方薬が見直され、
日本漢方生薬製剤協会が全国の医師を対象に実施した調査によると国内の病院では70%以上の医師が漢方薬を処方していることが明らかになったそうです。
そこで今、最注目されている漢方を謎解いていきましょう!
漢方薬ってどんなもの?
化学からなる西洋医学のお薬とは異なり、漢方薬の成分は、植物・動物・鉱物などの天然物から得られる生薬が使用されています。
症状を抑える働きが強い西洋薬。例えば生理痛が出た時に飲むお薬は、
その痛みを起こしている体内成分をブロックし、痛みを感じなくさせる対症療法を使っています。
つまり、生理痛を起こしている根本原因に働きかけるというよりは、今起こっている痛みを感じないようにしているのです。
一方、漢方薬は、様々な生薬の成分を混ぜ合わせて研究に研究を重ねた結果から得られた、経験医学の上に成り立っています。
生理痛が起こった場合、漢方薬は、
原因に働きかけていくので、
生理痛そのものが起こらなくなるという素晴らしいメリットがあります。
西洋薬は症状が出た場合に、一時的に飲むことが多いですが、漢方薬は体質が改善されるまでの時間が必要なので、
長期的に飲むことが重要になってきます。
漢方薬が注目されている理由とは?
西洋医学と漢方医学が違う考え方になったのは、病気に対する認識の違いによるものです。
西洋医学は局所を科学的に検査し分析を行い原因を突き止めて、病名を決定、
その上で治療を行っていきます。病名がない場合は治療が進まない場合もあります。
漢方医学は、身体全体を一つの有機体ととらえます。ひとつひとつの臓器や組織が独立したものでなく、
バランスを取りながら連絡をしあって働いていると考えており、そのバランスが何かしらの原因で崩れてしまった時に、
病気になると考えます。
治療方針は、その身体全体を総合的に判断し、状態に合った薬を処方し、免疫力をUPさせ、自然治癒力を高め、
自分の力で病気に打ち勝つようにしていきます。
最近、検査しても原因や病名が分からず、不調を抱えている方が増えているため、
漢方薬が再び注目を集めているのです。
気になる症状、放置してませんか??
疲れやすい、だるい、肩がこる、生理が重い、寝起きがわるい、足が重い、冷え症、むくみ…
寒くなると、ますます症状が悪化する方が多いですね。
それはなぜかというと、寒い季節になると、腎臓が弱ってくるからです。
漢方では腎臓機能は主に、
成長発育老化・生殖機能・骨、髄、脳、神経・歯・髪・身体を温める作用・水分代謝・二便(排尿、便通)を司ります。
老化による身体の変化、見た目の変化、生理の悩み、冷え、むくみは、腎機能の働きをUPすることで、
解消されます。
西洋医学での腎臓の薬は、腎臓の数値に異常が出てから処方されますが、
東洋医学漢方医学では、検査結果で何も異状がない場合でも、上記の何かしらの症状が出てきたら、
腎臓にアプローチをします。
もし症状が出ている方!それは内臓からくるものであり、
放置しているとどんどん機能が弱くなり、悪化していく一途をたどりますよ!
副作用も少なく安心な漢方
西洋薬は、ある性質を持ったものを見つけ、その他を削って削って一つに絞ったものを錠剤にする製法ですが、
漢方は複数の生薬を組み合わせることで作用を最大限に強めて、毒性や不都合な作用は最小限に抑える工夫がされているお薬です。
漢方に使用される生薬に、附子といわれるものがありますが、
血液上昇・動悸・発汗・のぼせなどの副作用があることが報告されています。
その他にも報告されている副作用がありますが、体質や症状に合った漢方であれば特に副作用が起こらずに済みます。
気になる場合は、生薬で副作用を調べることができるので、どういった症状が出る事があるのか調べてみてもよいですね。
BHYでは、初めての人でも気軽に始められる漢方茶をご用意しております。
ご興味がある方はぜひ、お試しください。
関連記事
『My Age』2017年秋冬号に「エイジングケア:臓美茶」が紹介されました